漫画家・石原まこちんによる原作コミックを実写化。佐藤・岡田・塚本の3人が演じるフリーター3人組が深夜のファミレスで会話を繰り広げるだけの脱力コメディ。DVDのセル&レンタルのみの展開にも関わらず、2005年の1作目から熱狂的なファンを生み、10年の『THE 3名様 シングルDVD〜マキシちゃってもよかですか?』までの5年間で全11タイトルが発売され、累計33万本の大ヒットを記録した。
12年ぶりに新作を作ることになったことも、そのために実施したクラウドファンディングで約600万円も集まったことも、劇場上映されることも、「倍率1.2倍」の満席の観客を前に舞台あいさつをすることも、「誰も想像していなかった」といい、先日、「第75回カンヌ国際映画祭」にエントリーしたことも明らかに。
佐藤は「何が起こるかわからない。それが『THE 3名様』。カンヌの結果はちゃんと伝えます。ちゃんと落ちましたって」と言いながらも、『THE 3名様』がもたらす“予想外”に喜びを隠せない様子だった。
昨年10月に行った撮影では、「2人が絶対に面白くしてくれる信頼感の中でできた」と岡田。佐藤は「12年前と変わらず、同じことをやったというだけなら満足しきれなかった。ちゃんとステップアップしたものを作れた、というのがある」といい、塚本も「以前と変わらないことやっているんだけど、アップデートされてるのを感じていた」と、12年のブランクを感じなかった上に、12年分の成長も感じられた様子。
すでに本作を鑑賞したファンがSNSに投稿した感想の中には、「まさか『THE 3名様』で泣くとは思わなかった」と、原作者書き下ろしのエピソードの中には涙を誘うものも。実は「パフェおやじ」として出演し、2020年4月に亡くなった志賀廣太郎さんをしのぶエピソードがあり、3人の総意で「絶対やりたい、やらなかったら12年ぶりに復活する意味がないと言っていた。ちゃんと皆さんにも伝わったのであればいいな」(佐藤)と話した。
また、「劇場の大スクリーンで、一体、何を見せられているのだろうと思った」という感想に佐藤は「それが今回の狙いだった」とわが意を得たりといった表情で、「『THE 3名様』に奥行きとか迫力とか一切ない。音響とかもいらないからね」と笑い飛ばした。
舞台あいさつの最後には佐藤が「僕たち、できることなら、この先も続けていきたいと思ってます。そして、今回12年ぶりに復活できたのは、『THE3名様』をずっと好きでくださった皆さん方がいてくれたおかげ。今後とも末長くよろしくお願いします」と呼びかけて締めくくっていた。
からの記事と詳細 ( 佐藤隆太・岡田義徳・塚本高史、脱力コメディ『THE 3名様』「ライフワークにしたい」(2022年4月8日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース )
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