往年の人気プロレスラー、力道山やジャイアント馬場らのポスターや関連グッズを展示する「プロレス殿堂館 リングサイド」が9日、天草市五和町にオープンする。力道山の夫人の協力も得て収集した約500点を紹介する。館長の永田章一さん(70)は「天草からプロレスの魅力を発信し、全国のファンが集う聖地にしたい」と意気込む。(浜村勇)
永田さんは市内でアイスクリーム店を営む。殿堂館の開設は長年の夢で、アイスの保管庫だった倉庫を改修して完成した。
力道山に魅せられ、小学生の頃にプロレス好きになった。2011年には市内でプロレス居酒屋を開いた。各団体の興行告知用のポスターやレスラーのフィギュア、雑誌、覆面レスラーのマスクなどを集め、店内に並べた。
居酒屋は15年に閉店。それでも夢は抱き続けた。「古希となったが、ネバーギブアップの精神でみんなに元気を届けたい」と奮起し、資金の一部を中小企業の挑戦を支援する国の補助金から充てた。インターネットのクラウドファンディングも募り、約200万円が寄せられた。
殿堂館は高さ3・6メートルの力道山の肖像画を描いた外壁が目印。孫の侑太郎さん(19)が準備から参加し、強力な「タッグ」を組んで開館後の運営にも携わる。
力道山夫人の田中敬子さんとは10年ほど前、墓参りをした際に知り合った。名誉館長にも就任し、結婚式の出席者に配った引き出物や、ジャイアント馬場のゴルフシューズといった貴重な品を提供してくれた。
入館料はワンドリンク付きで一般550円、中高生330円、小学生以下無料。問い合わせは永田さん(090・3322・0653)へ。
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