ベトナムの首都ハノイに、1958年から続くアイスクリーム店がある。バニラやイチゴなど定番の味に加え、コメや緑豆といった独特の風味も。ベトナム戦争中も庶民の楽しみとなり、素朴な味わいは今も市民や観光客を引きつけている。
ハノイ中心部の観光地、ホアンキエム湖近くにある「チャンティエン・アイスクリーム」。店名は通りの名前から付けられた。おしゃれなレストランや雑貨店が並ぶ中で、大きな緑色の看板が目印だ。開店当初は国営だったが、現在は民間の会社が運営している。
冷凍ケース内には棒アイスやコーン付きのアイスなどが並ぶ。最も安い棒アイスで1本8000ドン(約38円)。昼食や夕食後の時間帯には長い列ができ、女性従業員らがてきぱきと客をさばいていく。
「ハノイっ子なら一度は口にしたことがある」(女性市民)というコメの味の棒アイスを試してみると、甘すぎないさっぱりとした味わい。家で家族と楽しもうとまとめ買いしていく人もいるが、通りや店内の空いたスペースで立ったまま食べる人が多い。
近年は年6%以上の経済成長が続くベトナム。ハノイにはコーヒーチェーン「スターバックス」など欧米系の飲食店が増え、高級スイーツも簡単に手に入るが、地元の老舗を訪れる人は絶えない。(ハノイ 共同)
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January 15, 2020 at 03:00AM
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ハノイ老舗アイス 定番はさっぱりしたコメ味 - SankeiBiz
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