Pages

Tuesday, January 7, 2020

肉不使用なのに見た目も味もまさに豚肉な「Impossible Pork」が開発中 - GIGAZINE

動画


牛肉の風味・味・食感を分子レベルで再現した人工肉「Impossible Burger」が、2019年4月からアメリカのバーガーキングで提供されるなどの広まりをみせています。Impossible Burgerを開発するImpossible Foodsが牛肉に引き続き、豚肉を完全再現したImpossible Porkを開発中であることがわかりました。Impossible Porkの味や原料、製造方法に迫ったムービーがYouTubeで公開されています。

Impossible Pork Made From Plants
https://impossiblefoods.com/pork/

Impossible Porkがどのような食べ物なのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。

See how Impossible Pork will make you forget about pig meat - YouTube

CNNのエディターであるBrian Cooleyさんは、実際に製造工場に入ってImpossible Porkを作っている様子を見学しました。


これがImpossible Pork。少し薄いピンク色です。


主な材料はImpossible Burgerと同じく大豆タンパクと……


ひまわり油、ココナッツ油など。


肉の中に見える白い物体がココナッツ油。この油は味を全体に行き渡らせ、加熱した時にじゅわっと油が出るポイントとなるそうです。


そして豚肉の味を作り出す重要な役割を果たしているのが鉄。


牛肉を模したImpossible Burgerと比べると、鉄の含有量が少ないためImpossible Porkは色が薄いのがわかります。実際に、豚肉は牛肉に比べて鉄の量が少ないとのことです。


アメリカでは豚肉よりも牛肉が人気ですが、世界的に見るとより広く食べられているのは豚肉です。特に豚肉は中国で多く食べられますが、Impossible Porkでは、中華料理の1つであるシュウマイを作ることも可能となっています。


工場では、ベトナム料理であるバインミーが作られています。


Impossible Porkに塩コショウをして……


油をひいたフライパンで焼くと……


まるで本物の肉のように色が変化。いい感じに焦げ目もついています。


完成したバインミーの断面を見ても、本物の豚肉との違いはほとんどわかりません。


実際に試食したCooleyさんは「豚肉を思わせる弾力があります。味付けされているので、フレーバーがまずやってきて、豚肉の風味は強くありません。でもそれがまさしく豚のバインミーです。かなりおいしい」とコメント。


開発者が豚肉を再現する上で最もこだわったのは、豚肉の「脂っぽさ」とのこと。食感・風味の両方において、豚肉の脂の構成を理解することが重要だったそうです。


4オンス(約113g)あたりのImpossible Pork(左)と本物の豚挽肉(右)の栄養素を比べると以下のような感じ。カロリーはImpossible Porkが通常の豚肉より40kcal少なく、全体的な脂肪の量も少なめ。またImpossible Porkはコレステロールが一切含まれないことや、食物繊維・鉄がやや多く入っている点も違いとして挙げられます。


なお、Impossible Foodsによると、Impossible Porkは新製品のImpossible Sausageと合わせて2020年中に発売される予定とのこと。Impossible Sausageについては既に2020年1月後半からアメリカ・ジョージア州サバンナのバーガーキング139店舗で「Impossible Croissan'wich」として提供のスタートが決定しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

Let's block ads! (Why?)



"味" - Google ニュース
January 07, 2020 at 02:00PM
https://ift.tt/2T1NvqH

肉不使用なのに見た目も味もまさに豚肉な「Impossible Pork」が開発中 - GIGAZINE
"味" - Google ニュース
https://ift.tt/368WM3G
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment