(CNN) ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる和平会議がサウジアラビア西部ジッダで開催された。サウジの地元メディアは6日、さまざまな国や機関の代表団が、「地域の永続的な平和の達成」に向けて協力を継続することに合意したと伝えたが、具体的な進展は示されなかった。
地元メディアによれば、参加者は、平和へ向けた共通の基盤を築くために、国際的な協議を継続し、意見交換を行うことの重要性について合意した。今回の会議で出された意見や前向きな提案から恩恵を受けることの重要性も強調したという。
ウクライナ高官は、今回に会談について「生産的」であり「極めて正直でオープン」なものだったと評価した。一方、ロシア側は、有意義な進展を妨げる「絶望的な」会談だと否定的な見方を示した。
当局者の期待も低かったことから、会談後に具体的な提案が示されなかったことについては驚きではない。
今回の会談にはロシア代表団の参加はなかったが、将来の枠組みを構築するための方途と考えられていた。ウクライナ政府の和平案に対して、米英など西側諸国の中心的な支援国以外からの支持を獲得するための場とも捉えられていた。今回の会議には、中国やインドなど、ロシアによるウクライナ侵攻に対して一定程度の中立を示そうとする主要国も参加していた。
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