日本とフランスの外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」がオンライン形式で行われ、自衛隊とフランス軍の共同訓練などを通じて防衛分野の協力や交流を進めていくことで一致しました。
閣僚協議には、日本側から林外務大臣と浜田防衛大臣が、フランス側からコロナ外相とルコルニュ国防相が参加しました。
冒頭、林大臣は、アフリカ スーダンからの日本人の退避をめぐり、「フランス側から寛大で人道的な支援と協力をいただき改めて心から感謝を申し上げる」と謝意を伝えました。
そして協議では、日本政府が去年決定した新たな国家安全保障戦略や、「自由で開かれたインド太平洋」を推進するための計画について説明しました。
そのうえで、自衛隊とフランス軍の共同訓練などを通じ、防衛分野の協力や交流を進めていくことで一致しました。
また、インド太平洋地域の情勢をめぐり、中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での力による一方的な現状変更の試みに反対するとともに、台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて確認しました。
このあと共同声明が発表され、自衛隊とフランス軍が共同で活動しやすくするための法的な枠組みについて、議論を加速させることなどが盛り込まれました。
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