夏の参院選は「6月22日公示―7月10日投開票」の日程が想定されており、与野党は3か月後の「決戦」に向け、準備を急いでいる。改選定数1の「1人区」が勝敗を左右するが、各党とも候補擁立や選挙協力の面で課題を抱えている。
自民党山形県連は9日、山形市内で幹部会合を開き、山形選挙区の候補擁立について議論した。全国で32ある1人区のうち、自民の立候補予定者が決まっていないのは山形と宮城だけだ。宮城は来週にも決まる予定だが、山形はこの日も候補決定のめどは立たなかった。
山形では、強固な地盤を持つ国民民主党の現職がおり、自民内で擁立見送り論が浮上している。政策面で連携を図る国民との対決を避け、「協力の象徴」(幹部)とする狙いがある。
ただ、1人区での擁立見送りは過去にほとんど例がない。「非改選を含め、与党で過半数(125)」との目標には57議席が必要で、1人区で過去2回と同程度の20勝以上を目指す党内の士気に水を差すとして批判が根強い。
山形県連会長の遠藤利明選挙対策委員長は会合後、「なかなか難しい判断をしなきゃならないと思う」と述べ、苦渋の表情を見せた。
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