自家製どぶろくを醸造する氷見市小境の民宿「小境荘」と、同市比美町の菓子店「島津福寿堂」が協力して、どぶろく風味のソフトクリーム「仁助(にすけ)どんソフト」を開発した。新型コロナウイルスの影響で、どぶろくの需要が落ち込んだことから、新たな展開として考えた。アルコール度数を1%未満に抑え、まろやかな味わいで人気を博している。
氷見市は2006年、農家が自前でどぶろくを醸造できる「どぶろく特区」に認定された。小境荘は08年に、氷見産寒ブリから抽出した酵母を使用して醸造を開始し、利用客の食前酒として出すほか、市内の宿泊施設にも提供している。
今回の連携は氷見市ビジネスサポートセンターが仲介し、島津福寿堂はどぶろくをミキサーにかけて裏ごしする工夫をこらした。仁助どんは小境荘の屋号で、子どもや女性にも親しみを持ってもらうため名称に取り入れた。
島津福寿堂の村山隆文さん、礼子さん夫婦は「さっぱり味が特徴のソフトと酒の甘みがうまくマッチした」と話した。小境荘の角間吉郎社長は「納得できるいい味に仕上げてくれた。氷見の名物にしたい」と期待した。
島津福寿堂で6月30日までの期間限定で販売する。ソフトは250円、もなかは100円(いずれも税込み)となっている。
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