熊本県が、熊本市民に午後8時以降の外出自粛と、市全域の酒類提供の飲食店に対する営業時間短縮の要請を決めた7日、市内では「仕方ない…」「協力金が出ても厳しい」など、飲食店主らのため息交じりの声が交錯した。
東区若葉の「串カツわさもん酒場健軍店」は平日、午前0時まで営業。店主の冷水菜月さん(35)は時短要請を「仕方ない」と受け止めるが、「アルバイトの収入を減らすのがつらい」と話した。
時短要請スタートの10日以降は平日休業し、週末は人出次第で判断するという。「ワクチンが行き渡れば、少しは状況が良くなるのかな…」とワクチン接種に期待した。
同じ若葉地区の居酒屋「串カツあきひろ」店主の森田展行さん(33)は「協力金が出るなら要請期間は営業しない」ときっぱり。隣の総菜店の営業は続ける予定で「テークアウト専門で頑張るだけ」と苦笑した。
中央区水前寺の居酒屋「焼きとり 豚巻野菜 スイゼンジ鶏巻」の店主、小宮史朗さん(42)は「協力金が出ても、収入が黒字でない限り飲食業は厳しい。感染者が増えたら飲食店に時短要請の繰り返し。コロナ対策に進歩がない」。
中央区下通を歩いていた主婦の平井みきさん(47)=北区=は、外出自粛や時短要請に「インドの変異株のことも心配になってきた。短期間でしっかり封じ込めてほしい」と注文した。(野村拓生、上島諒、伊藤恩希)
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