2021年本屋大賞(同賞実行委員会主催)に、町田そのこさん(41)の「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)が決まった。14日に東京都内で発表された。ジャニーズ事務所の人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさん(33)が刊行した長編小説「オルタネート」(新潮社)は候補10作に選ばれていたが8位となり、受賞を逃した。
受賞作は、大分県の小さな海辺の町に単身で引っ越してきた主人公の女性が、親から「ムシ」と呼ばれて育った少年と出会う物語。児童虐待や毒親、性的少数者など社会的な問題が描かれる。
町田さんは1980年生まれ、福岡県在住。「女による女のためのR―18文学賞」大賞を受賞し、17年にデビューした。受賞作は自身初の長編小説。
また、翻訳小説部門はディーリア・オーエンズさん著、友廣純さん訳の「ザリガニの鳴くところ」(早川書房)、発掘部門「超発掘本!」はみうらじゅんさんの「『ない仕事』の作り方」(文春文庫)が決まった。【須藤唯哉】
からの記事と詳細 ( 2021年本屋大賞に町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」 - 毎日新聞 )
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