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Friday, January 3, 2020

オオグソクムシ、その味は? 「生きたままの姿」意外に濃厚(西日本新聞) - Yahoo!ニュース

 見かけはやや気味悪い、でも味はイケてるんです-。福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」のレストランで、深海に生息するダンゴムシの仲間、オオグソクムシを食べることができるという。さっそく記者が実食してみた。

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 オオグソクムシを紹介してくれたのは、同館学芸員の大西拓さん(50)。ダンゴムシの仲間としては日本最大で、水深200メートル超の海底で生き物の死骸などを食べることから「深海のお掃除屋さん」とも呼ばれているそうだ。「具足、つまり甲冑(かっちゅう)のような堅い甲羅とサングラスを思わせる鋭い目が、かっこいいんです」。解説が熱を帯びる。

 実は記者、実食を前に2月2日まで実施中の「深海展 五島海底谷」のコーナーへ足を運んでいた。紫外線ライトで照らされた体長10センチほどの「それ」は、薄茶色の巨大なダンゴムシにしか見えなかった。「エビと違って熱を加えても赤くならない。生きたままの姿をお召し上がりいただけます」と大西さん。来館前、おなかはすいていたのだが、すっかり食欲が減退してしまった。

 いよいよレストランへ。イルカ水槽を眺めるおしゃれなカフェ風の店内に少し心が洗われる。「お待たせしました」。差し出された木製プレートには、まるごと唐揚げにされた1匹が…。一瞬、目を背けそうになる。「いや、待てよ」。よくよく見ると、スパイスを振りかけた美しい盛り付けで、なんだかおいしそうに思えてきた。

 意を決し、堅い甲羅にはさみを入れると「パキパキ」と生々しい音。現れたのはカニを思わせる白い身。フォークでかき出し口の中へ。エビのような味とカニのような食感が舌に広がった。磯っぽさはあるが、かにみそのような苦みがアクセントになっていて淡泊ではない。「ビール飲みた~い」。思わず言葉が漏れた。

 食すには少し勇気がいるが、酒のさかなにもおすすめだ。オオグソクムシのほかにサメと深海魚メヒカリのフライものった「深海フライセット」は今月5日までの各日10食限定で700円。深海のように奥深い「逸品」、ぜひお試しあれ。(横田理美)

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