世界遺産富士山の良質豊富な湧水の恵みを受け、日本一のニジマスの生産量を誇る富士宮市。富士養鱒漁協（同市）が提供するプレミアムブランドの特大サイズのニジマス「紅富士（あかふじ）」は食の安全性にこだわり、味良し・品質良しの逸品として人気を集めている。
「品質には絶対の自信がある」と語るのは同組合の田中俊夫参事（６２）。細かく厳しい基準に基づいた生産・出荷体制を確保し、それらに適合するものだけが「紅富士」のタグ付けをされる。全期間を市内で養殖した２キロ以上の未成熟魚が基準の一つで、生産者が協力して通常よりも長い２年半から３年をかけて育成する。
都内や地元をはじめとした飲食店などで提供される。和洋中とジャンルを問わず、どんな料理にも合う癖のなさが特徴だが、おすすめの食べ方は「しゃぶしゃぶ」。本来の魚の味を感じることができる。
漁協の集出荷場にはほぼ毎日、水から揚がったばかりのマスが運び込まれ、手早い作業で次々と箱に氷詰めされる。毎年計画的に増産をしているが、現在の年間６０～７０トンほどの生産に対して需要が上回る状況という。田中参事は「１００トンにまで引き上げたい」と先を見据える。
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January 01, 2020 at 06:45AM
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富士宮ご当地サーモン「紅富士」 味・質良しの逸品、人気集める｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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