イスラム組織ハマスとイスラエル軍の軍事衝突で国際情勢が緊迫する中、イスラエルからの邦人退避に韓国政府が協力したことをめぐり、上川陽子外相は15日、韓国の朴振（パクチン）外相と電話協議し、感謝の念を伝え、今後の日韓のさらなる連携を確認した。世界的な危機への対処においても日韓の協力が強まっていることを示した格好だ。
上川氏は15日、朴氏との電話協議後、記者団に対し、「率直に心からの感謝をお伝えした」と述べたうえで、「事態の早期沈静化と自国民の出国に関してお互いに助け合い、協力していこうと一致した」と語った。
韓国政府は12日夜、在イスラエル韓国大使館を通じ、テルアビブ発の軍輸送機に日本人らも搭乗できると打診。韓国人163人やシンガポール人6人のほか、日本人とその家族ら51人が搭乗し、14日夜にソウル近郊に到着した。
一方、日本政府手配のテルア…
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