27日告示、来月3日投開票の東京都立川市長選は、新顔3氏の三つどもえという構図がほぼ固まった。名乗りを上げたのは、いずれも地元選出の都議で、一人は現職から後継指名を受け、もう一人は前回選に続く再挑戦だ。そこに都民ファーストの会から推薦を得た市議も加わる。東京における自民党と公明党の関係悪化が表面化して以降、初めて迎える首長選で、自公の協力解消がどう影響するかにも注目が集まる。
ライバル同士の都議2人とベテラン市議が出馬意向
これまでに立候補を表明したのは、都議会自民党前総務会長の清水孝治氏(57)、都議会立憲民主党団長の酒井大史氏(55)、立川市議の伊藤大輔氏(48)。いずれも無所属で出馬する意向だ。
多摩地域の中心である立川市は人口18万5千人。首都圏で広域的な災害が発生した場合の災害応急対策活動の中枢を担うほか、大型商業施設が立ち並ぶ立川駅前の発展はめざましい。4期目の現職、清水庄平市長(78)は「公約はほぼ達成できた」と、今期限りでの退任を明らかにしている。
「市民が安心できる市政を引き継いでいきたい」
7日に出馬会見を開き、現職の後継候補であることを強調したのが自民都議の清水氏だ。会場では「私の後継として絶対的な信頼がある」という清水市長のビデオメッセージも流された。元市議で、都議は当選3回。自民の推薦が決まったほか、公明、日本維新の会、国民民主党からも推薦を求める意向を示した。
酒井氏は最も早い2月に立候補を表明した。都議として当選5回。清水氏とは同じ立川市選挙区で何度もたたかってきたライバル関係にある。
酒井氏は立候補表明後に立憲を離党。「特定のイデオロギーの対決にしたくない」と政党の推薦を求めない方針だ。政治的に中道だと強調し、保守も含めた幅広い層から支持を得たいという。立憲の市議や共産党などが自主的に支援する。
伊藤氏は2006年初当選で当選5回の市議だ。かつては立憲に所属し、前回市長選では酒井氏を支援した。一昨年に離党し、立候補を表明した今月1日現在で、党派は無所属のまま市議会の自民系の会派に所属する。都民ファが10日に推薦を発表。伊藤氏は「政策の方向性が一致した」と支援を求めた理由を語った。
公明市議「協議応じられない」 前回は257票差
立川市長選で注目されるのは、公明支援の行方だ。
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