駒ケ根市中沢小学校の児童らは14日、伝統行事として取り組んでいる炭焼きの窯出し作業を行った。同校は創立150周年の記念事業として昨年12月に窯を改修しており、この日は新しい窯を使った初めての炭が完成。児童らは手を真っ黒にしながら一生懸命作業に励んでいた。
かつて中沢地区で盛んだった炭焼きを体験しようと続く伝統行事で、今年で30年目。同校の活動を支援する地域住民の団体「中沢小学校応援隊」のコーディネーターらが協力し、年数回実施している。炭焼きにした材料は市内の山から切り出したナラの原木。窯出しに先立ち、5月9日に窯入れ作業を行った。
この日は同校とはなももの里分教室の全児童計96人が参加した。1、2年生が窯から炭を運び、5、6年生がのこぎりで約10センチの長さに切断。3、4年生が2キロずつ袋に詰め、約200キロの炭が出来上がった。1年生の児童(7)は「炭を運ぶのは重かったけど楽しかった」と話していた。
完成した炭は、1袋500円で保護者や地域の人に販売する予定。6年生で児童会長の児童(11)は「新しい窯を使えてうれしい。今年は炭を入れる袋のラベルを6年生でデザインした。ぜひ買ってほしい」と話していた。問い合わせは同校(電話0265・83・3707)へ。
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