22日付で定年退官する大谷直人・最高裁長官(69)は21日記者会見し、新型コロナウイルス禍での職務について「感染対策と司法機能の維持の両立という経験したことのない対応を求められた。不安を抱えながらも裁判員裁判に参加していただいた裁判員など、協力いただいた国民に感謝したい」と振り返った。
大谷長官は2015年2月に最高裁判事に就任し、18年1月に長官に就いた。IT(情報技術)化の加速を司法の場でけん引し、「(IT化で)国民が利用しやすい司法を実現できる。裁判所は利便性に問題がないような整備などについて検討していかないといけない」と述べた。
後任の戸倉三郎・最高裁判事(67)に対しては、「いろいろな場所で一緒に仕事をしてきた間柄。新しいポストでも全力を傾けて、十分な成果を挙げてくれると思う」と期待を寄せた。
からの記事と詳細 ( コロナ禍「国民の協力に感謝」 最高裁長官が退任会見(写真=共同) - 日本経済新聞 )
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