令和4年1月25日
1月24日(現地時間同日)、南アフリカ共和国の首都プレトリアにおいて、我が方、丸山則夫駐レソト王国日本国特命全権大使(南アフリカにて兼轄)と先方ネヘミア・セコンヤナ・ベレン駐南アフリカ共和国・レソト王国高等弁務官(Mr. Nehemia Sekhonyana BERENG, High Commissioner of the Kingdom of Lesotho to the Republic of South Africa)との間で、14.15億円を限度とする無償資金協力「小水力発電整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
- レソトの発電は主に水力によるものですが、電力需要を満たせておらず、必要電力の約6割を、南部アフリカ諸国間で国境を越えて電力を売買する仕組みである「南部アフリカ・パワープール(SAPP)」を通じた輸入に頼っています。しかし、南部アフリカ全体としても発電量が電力需要に追い付いていないため、国内の発電容量の拡大が喫緊の課題となっています。
- この計画は、レソト国内最大規模のカツェダムの小水力発電設備を改修し、再生可能エネルギーによる発電設備容量の増強及び小水力発電の導入促進を図り、同国の再生可能エネルギーの開発促進及び僻地を含む電力供給の安定化を目指すものです。
- 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において「産業の多角化の基盤となる再生エネルギー開発」を表明しており、この計画はこれを具体化するものです。
(参考)レソト王国基礎データ
レソト王国の面積は約3.0万平方キロメートル(日本の九州の約7割)、人口は約213万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は1,360米ドル(2019年、世界銀行)。
からの記事と詳細 ( レソト王国に対する無償資金協力「小水力発電整備計画」に関する書簡の交換 - Ministry of Foreign Affairs of Japan )
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