今季のサイ・ヤング賞が11日(日本時間12日)発表され、有力候補とされていたカブスのダルビッシュ有投手(34)は、受賞を逃した。全米野球記者協会(BBWAA)の投票で1位票3、計123ポイントで2位だった。受賞は最優秀防御率のタイトルに輝いたレッズ右腕トレバー・バウアー(29)で、1位票27、201ポイントを獲得した。

サイ・ヤング賞発表を終え、ツイッターではさまざまな反応で盛り上がった。カブスのダルビッシュに1位票を投じたMLB公式サイトのAJ・カサベル記者は「1位ダルビッシュ、2位バウアーに入れたが、非常に難しい選択で苦悩した。ダルビッシュの今季成績はバウアーに匹敵する。登板した試合の質ではダルビッシュが上回った」と投稿。ジ・アスレチックのアンドリュー・バガーリー記者は「ほぼシーズンを通し、ダルビッシュがサイ・ヤング賞当確と思っていた。だが終盤でバウアー一択に変わった。9回平均被安打5・1はあり得ないほどの数字。私の票は1位バウアー、2位ダルビッシュだった」と投稿した。

ファンからはダルビッシュ落選を残念がるツイートが多数投稿された。大統領選にひっかけ「ダルビッシュは票の数え直しを要求しないの?」という声も上がった。