コスタリカの首都・サンホセ。想像を上回る都会だった
衝撃のパインジュース緑色の葉がうっそうと生い茂る熱帯雨林の写真が、到着ロビーの壁を覆っていた。
中米・コスタリカ共和国の空の玄関口「フアン・サンタマリア国際空港」。ガイドブックで見た景色と同じ絵に「キターッ!」と心の声を上げる。
その一角にあったのが「WELCOM TO COSTA RICA」の立て看板。スペイン語圏なのに英語なの?と突っ込みながら最初の撮影スポット。友人と一緒に、右手を上げて「オラッ!(スペイン語でこんにちは)」のポーズを決める。完全に、その辺りの観光客だ。
と、舞い上がったのもつかの間、すぐに強烈な疲労感に襲われた。高知龍馬空港を出発してから計18時間のフライト。乗り換えも含めると26時間超の長旅だ。青年海外協力隊として、私が活動する国の遠さをしみじみと思った。
空港には国際協力機構(JICA)の職員が迎えに来てくれていた。車へ乗り込みホテルへ。疲れでこの移動時間をよく覚えていない。ホテルでシャワーを浴び、横になると一瞬で眠りに落ちた。
2006年高知新聞入社、野村圭(女性)、38歳。社会部や支局勤務、紙面を構成する編集部などでキャリアを重ねて迎えた13年目の2019年1月、青年海外協力隊員としてコスタリカに赴任した。発展途上国の子どもたちを支援したい―。そんな思いが高校生の頃から強く、社会人になった後も青年海外協力隊員になる夢をあきらめきれずにいた。
ネックだったのは、特別な技術があるわけでもなく、長期の休暇取得も難しいこと。それがある時、調べてみると、青年海外協力隊に以前はなかった「環境教育」という職種ができていた。これなら私でも行けるのでは。さらに、会社で自己研修のための長期休職も制度化され…。
「行くなら、親が元気な今しかない」。夢へ踏み出した。
◇
到着した翌日の早朝、バスと電車のけたたましいクラクションで目が覚めた。
「ブエノスディアス(おはよう)」「コモエスタ(元気?)」ホテルの従業員とあいさつを交わし、朝食へ。何げなく口にしたパインジュースに、えっ、これ?と衝撃を受けた。40年近く生きてきた中で、こんな濃くて甘いパインジュースは飲んだことがない。
パインの生産量世界一。これがコスタリカか。異国に来た実感が一気に湧いてきた。
◇
会社を休職し、協力隊員として赴任したコスタリカでの日々を高知県民の目線で紹介します。(報道部・野村圭)
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August 18, 2020 at 12:35PM
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コモエスタ コスタリカ 高知新聞記者 海外協力隊へ(1)|高知新聞 - 高知新聞
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