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Thursday, June 4, 2020

豪印、防衛協力で新協定 対中けん制 首脳が合意 - 日本経済新聞

【シドニー=松本史】オーストラリアとインドは4日、オンラインで首脳会談を開き、防衛協力の拡大で一致した。両国軍の相互運用能力を高める協定で合意し、共同声明を発表した。豪印は中国の海洋進出に対抗する「自由で開かれたインド太平洋」構想に賛同して日本や米国と連携を深める。通商や領土で緊張関係にある中国へのけん制を強める思惑がある。

オンライン会議に先立ち、画面に映し出されるモリソン首相(左)とモディ首相(4日、キャンベラ)=AAP

オンライン会議に先立ち、画面に映し出されるモリソン首相(左)とモディ首相(4日、キャンベラ)=AAP

ロイター通信によると、豪州のモリソン首相とインドのモディ首相は相互後方支援協定の締結を決めた。両国の軍隊が互いに、艦船や航空機への燃料補給、整備施設を利用できるようにする。

共同声明は「(豪印には)インド太平洋地域で航行の自由を確保する共通利益がある」と指摘した。海軍間の協力を深め、情報交換を進めることを確認した。声明によると、両首脳は豪印関係をこれまでの戦略パートナーシップから包括的戦略パートナーシップに格上げすると決めた。外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を少なくとも2年ごとに開く。日本とも連携していくと指摘した。

モリソン氏は1月にインド訪問を予定していたが、豪州で広がった大規模な森林火災に対応するため延期していた。

豪印はそれぞれ中国と緊張関係にある。

豪州は次世代高速通信規格「5G」から中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を排除した。4月には新型コロナウイルス感染拡大の経緯に関する独立調査を求め、中国の強い反発を受けた。中国は5月、豪州産農産物の輸入規制に踏み切った。インドは中国と領土問題を抱え、足元では両国軍が対峙する。

中国は広域経済圏構想「一帯一路」を掲げ、南シナ海やインド太平洋に進出する。米国は中国の海洋進出を非難。トランプ米大統領は9月以降に米国で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)に豪印も招待し、対中包囲網の構築を急ぐ。豪印は参加に前向きだ。

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June 04, 2020 at 11:00PM
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