日本電産は４日、日産自動車元幹部の関潤氏（５８）を４月１日付で社長に昇格させる人事を固めた。午後にも記者会見を開いて発表する。関氏は１月１２日付で特別顧問として日本電産に入社しており、吉本浩之社長の後任とみられていた。
【写真】決算説明会で話す日本電産の永守重信会長＝１月２３日、東京都千代田区、大川洋輔撮影
関氏は日産で技術畑を歩み、２０１９年春には業績の立て直しを担う新設ポストに就いてリストラ策を主導していた。同１２月に発足した新たな経営体制では、ナンバー３の副ＣＯＯ（最高執行責任者）として新車の商品企画も担っていた。
日本電産はモーターの世界企業。積極的な企業買収で知られる。近年はＥＶ（電気自動車）に搭載するモーターなど自動車部品の開発に力を入れている。創業者の永守重信会長が関氏の手腕を見込み、社長就任を打診したとみられる。
現社長の吉本氏は１８年６月に就任したばかり。やはり日産出身で永守氏の後継者とされてきたが、権限委譲があまり進まず、１９年７月からは海外事業の立て直しを命じられ米国に駐在している。
朝日新聞社
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2020-02-04 02:39:04Z
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