観光庁は18日、11月に日本を訪れた外国人旅行者は前年同月比0・4%減の244万1300人、このうち韓国人客は65・1%減の20万5千人だったとの推計を発表した。1~11月の訪日客全体の累計は、韓国人客の減少が響き2・8%増の2935万5700人と伸び悩んだ。このままのペースでは2019年は年間3200万人前後にとどまる見通しで、20年に4千万人とする政府目標の達成は厳しそうだ。
4千万人は、18年の年間総数(約3119万人)の1・3倍に相当。1年ごとの均等な伸びを仮定すると19、20年はそれぞれ前年比13%ずつの増加が必要になる計算だ。20年には東京五輪・パラリンピックもあるが、過去の開催国では、混雑や宿泊費高騰などを嫌って外国人旅行者が減った例もある。政府は成田、羽田両空港の国際線増便などで上積みを図る考え。
11月の国・地域別の訪日客数は、中国が21・7%増の75万900人で最多。台湾が11・4%増の39万2100人と続き、韓国は3番目だった。
2019-12-18 07:25:00Z
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