米中央軍は23日、イラクの現地時間24日午前0時15分ごろ、親イラン勢力が使う三つの施設を攻撃したと発表しました。攻撃はバイデン大統領の指示を受けて実行され、親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の本部のほか、ロケットやミサイル、攻撃型無人航空機（ドローン）の訓練場所などを標的にしました。
イスラエルとイスラム組織ハマスの対立に起因した周辺諸国による武力衝突も続いています。イスラエルとハマスが長期間の戦闘中止などに大筋で合意する中、最終的な戦闘終結に関する見解の違いが大きいことから計画が進んでいないとも伝えられており、道筋が見通せない状況が続きます。
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■■■2024年1月25日（日本時間）■■■
02:49（アンカラ25日20:49）
イランとトルコの大統領が会談 協力姿勢を打ち出す
イランのライシ大統領は24日、トルコの首都アンカラを訪れ、エルドアン大統領と会談した。トルコ大統領府によると、エルドアン氏は会談後の共同記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区での軍事衝突に触れ、両国が協力して対応する姿勢を強調。「（中東）地域の安全と安定をさらに脅かす行為を避ける重要性で一致した」とも述べた。
ライシ大統領がトルコを訪れるのは、2021年8月の就任以来初めて。AFP通信によると、両国は60億ドル（約8900億円）程度といわれる年間の貿易額を5倍の300億ドルに引き上げることなどを盛り込んだ合意文書にも調印した。
両国は、11年に始まったシリア内戦をめぐって利害が対立してきた。イランやロシアがアサド政権を、トルコが反体制派の勢力を支援したが、最終的にアサド政権が軍事的優位を確立した。近年では、イランがアサド政権とトルコの仲介を試みてきたとされる。
ロイター通信によると、ライシ師のトルコ訪問は、イラン南東部ケルマンで90人以上が死亡した今月3日の爆破テロなどを理由に、二度にわたって延期されていた。
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