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Saturday, October 21, 2023

自衛隊学校DMに川崎市が協力 市民団体が名簿提供中止求め会見:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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会見する「改憲・戦争阻止!大行進川崎」のメンバーら=市役所で

会見する「改憲・戦争阻止!大行進川崎」のメンバーら=市役所で

 自衛隊員募集に協力するため、川崎市が神奈川地方協力本部に若者の名簿を提供していることを問題視する市民団体が18日、市役所で会見した。団体は、15歳になる市民に自衛隊の学校見学会のダイレクトメール(DM)を送付することに市が協力していることが新たに分かったとして、「自治体として明らかに踏み込みすぎだ」と批判した。(北條香子)

 会見した市民団体「改憲・戦争阻止!大行進川崎」によると、市内の中学3年生の男子生徒の母親からの情報提供で、陸上自衛隊高等工科学校(横須賀市)のDMが送られてきていることが分かったという。

市内の中学生宅に送られた、陸上自衛隊高等工科学校見学会のDM=同団体提供

市内の中学生宅に送られた、陸上自衛隊高等工科学校見学会のDM=同団体提供

 DMは「学校見学会のご案内」として、11月に2回開かれる見学会の申し込みフォームのQRコードを掲載。学校生活の写真とともに「今をかけて未来をまもる」「ここにしかない価値がある」とのキャッチコピーが書かれていた。見学会とは別に11月に開催される川崎市限定の制度説明会についても記載されていた。

 市地域安全推進課によると、市は2017年度から、自衛隊神奈川地方協力本部からの依頼を受け、15歳になる男子の住民基本台帳に記載されている氏名と住所の写しを準備。自衛隊は各区役所・支所で写しを閲覧して書き取り、DMを送っているという。同課は「DMの対象人数は把握していない」としている。

 会見したメンバーは「市は市民に告知せず、市議会での承認も得ないまま、独断で自衛隊に協力しているが、法的根拠はない」などと主張した。

 同校のウェブサイトによると、同校は男子のみの全寮制。本紙は9月26日、関東1都6県の地方協力本部に対する聞き取りで、東京と神奈川が、同校のDMを中学3年生に送っていることを報じている。

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