アメリカのオースティン国防長官は訪問先のインドでシン国防相と会談し、防衛分野での協力を強化していくことで一致しました。
2日間の日程でインドを訪れているアメリカのオースティン国防長官は5日、首都ニューデリーで、シン国防相と会談しました。
会談後、インド国防省は両国が新技術の共同開発や共同生産など防衛産業での協力の推進を目指すとしたうえで「今後数年間の政策の方向性の指針となる、防衛産業の協力に関するロードマップを策定した」と発表しました。
シン国防相は会談後、みずからのツイッターに「会談は戦略的利益の一致や安全保障協力の強化など、さまざまな分野における防衛協力の強化を中心に行われた」と投稿しました。
インドとしてはウクライナ侵攻以降、ロシアからの兵器の供給に遅れが出る中、調達先を多角化させると同時に、アメリカとの関係を強化することで国境をめぐり緊張状態が続く中国をけん制する思惑もあるとみられます。
一方、アメリカは軍事侵攻を続けるロシアや覇権主義的な行動を強める中国に対抗するうえで「グローバル・サウス」とも呼ばれる新興国や途上国の代表格のインドとの関係を強化したい考えです。
バイデン政権は6月下旬にはインドのモディ首相を国賓としてワシントンに招き首脳会談を行う予定で、アメリカとしてはインドとの関係をさらに深めたいねらいもあるとみられます。
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