石原剛文
栃木県警は、県出身の人気お笑いコンビ「U字工事」とコラボレーションしたPR動画をつくり、ユーチューブで配信を始めた。わかりやすく警察学校の日常を紹介し、県警の職員採用試験の受験者を増やす狙いがある。
昨年12月に撮影された動画「警察学校1日体験」は約18分。知事から「とちぎ未来大使」を委嘱されているU字工事が、警察学校の初任科生と交流し、逮捕術の訓練をしたり、学校の食堂で食事をしたりする内容だ。
県警県民広報相談課の公式チャンネル「とちぽりチャンネル」で10日から配信しており、U字工事の公式チャンネルでもコンパクトにした「逮捕術編」などが同日からと17日からの2回に分けて配信される。
県警の職員採用試験の受験者は、2018年の699人から22年には381人になるなど減少傾向にある。採用説明会では「訓練が厳しいのではないか」「ついていけるのだろうか」と警察学校での生活に不安を感じている質問が目立つという。
県警警務課は「動画を見て不安を払拭（ふっしょく）してもらい、ぜひ採用試験にチャレンジしていただきたい」と呼びかけている。
お笑い芸人が地元の県警の採用活動に協力するケースは、ほかにもある。島根県ゆかりのお笑いトリオ「ネルソンズ」が島根県警の特別リクルーターに任命されているほか、茨城県出身のお笑いコンビ「カミナリ」は茨城県警の採用広報動画に出演している。（石原剛文）
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からの記事と詳細 ( 地元県警の採用活動に協力する芸人ら 「U字工事」は警察学校を体験：朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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