令和4年9月22日
9月22日(現地時間同日)、インドの首都ニューデリーにおいて、我が方、鈴木哲駐ブータン王国日本国特命全権大使(インドにて兼轄)と、先方ヴェツォプ・ナムギャル駐日ブータン王国特命全権大使(H.E. Mr.Vetsop Namgyel, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Kingdom of Bhutan to Japan)(インド兼轄)との間で、総額29億9,400万円を供与限度額とする無償資金協力「王立感染症センター建設計画」に関する交換公文の署名が行われました。
- ブータンでは、国内において適切な設備が整っていないために新型コロナウイルス感染症や結核などの感染症に十分な対応や処置ができないなど、保健・医療体制が極めて脆弱であることが問題視されています。既存のギダコム国立感染症病院においても、治療が難しい感染症患者の入院受入と治療を担っているものの、建設から50年以上経過しており建物の老朽化が激しく、また適切な治療や感染拡大の防止に必要な体制が十分に整っていないことが喫緊の課題となっています。
- この協力は、既存の病院を改築し、新たにブータン保健省直轄の感染症専門病院として王立感染症センターを建設し、医療機材を整備するものです。この協力により、重篤な感染症に対する診断・治療の質の改善と、感染症拡大を適切に防止し、将来発生し得る感染症に備えた対応能力強化及び感染症対策の知見を有する人材の育成に寄与し、もって感染症対策の強化を通じたブータンの持続可能な経済成長に寄与することが期待されます。
(参考)ブータン王国基礎データ
ブータン王国は、面積約3万8,394平方キロメートル(日本の九州程の大きさ)、人口約77.2万人(2020年、世界銀行)、1人当たりの国民総所得(GNI)2,840米ドル(2020年、世界銀行)。
からの記事と詳細 ( ブータン王国に対する無償資金協力「王立感染症センター建設計画」に関する交換公文の署名 - Ministry of Foreign Affairs of Japan )
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