いわき市川前地区地域おこし協力隊の三戸大輔さん(34)が中心となって製造に取り組んできたクラフトビール「いわき乾杯!KAWAMALE(カワマエール)」が完成した。地元で栽培したホップと大麦を使用し、地域の魅力発信とにぎわい創出につなげる。
三戸さんは同市泉町出身。オーストラリアやドイツ・ベルリンなどに足を運び、ビール造りの腕を磨いた。そのスキルを生かして町の活性化に貢献しようと2020(令和2)年6月に協力隊に着任した。同10月に住民に呼び掛け、活動を本格化させた。
川前町は標高が高く、気候は1年を通じて冷涼。ホップと大麦を生産していた時期もあり、休耕地を使って住民と栽培にも取り組んだ。福島県の事業を活用し、県いわき地方振興局と川前町振興対策協議会が協力した。二本松市のななくさナノブルワリーが醸造した。
市役所で開かれた会見で、三戸さんが植田誠県いわき地方振興局企画商工部副部長、松本健一川前支所長とともにビールを披露した。フルーティーかつ飲み応えのある味わいのペールエールスタイルで、アクセントに地元産の小麦を使用した。
三戸さんは任期終了後も川前町に定住し、ビールの醸造所を開設する夢を抱く。今回のビールは試作品で販売はしないが、来年度には商品化したい考え。「エールはペールエールと応援のエールを掛けた。地域を盛り上げ、交流人口を拡大するきっかけにしたい」と話した。
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