
【ワシントン=蒔田一彦】米国と欧州連合(EU)は3日、ワシントンで、インド太平洋政策に関する高官級協議を開いた。インド太平洋地域のパートナーとの協力強化が米国とEUの双方にとって「戦略的利益」だと指摘し、台湾との協力を深めていく方針を示した。
高官級協議は10月に設置することで合意しており、今回初めて開かれた。米側はウェンディー・シャーマン国務副長官、EU側は欧州対外活動庁のステファノ・サンニーノ事務総長が出席した。発表によると、両氏は「台湾海峡の安定と現状維持への関心」を改めて確認し、「『一つの中国』政策にのっとって台湾との協力を深化するという共通の関心」について言及したという。
中国は、台湾との関係を急速に強めているEU加盟国のリトアニアに対し、圧力をかけている。協議後に行われた米調査研究機関のイベントでシャーマン氏は、中国が「経済的・文化的関係を深める決定をしたリトアニアと台湾をいじめている」と指摘。「米国は引き続きリトアニアを支持する」と強調した。
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