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Friday, December 24, 2021

米極右「プラウド・ボーイズ」メンバー、議会襲撃めぐり罪認める 捜査協力へ - BBCニュース

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capitol riot

画像提供, Getty Images

米極右団体「プラウド・ボーイズ」に所属しているとされる男性が23日、今年1月6日の議会襲撃に絡む重犯罪についての罪状認否で、罪を認めた。

マシュー・グリーン被告(34)は有罪を主張した上、この事件の捜査について政府に協力することに合意した。プラウド・ボーイズのメンバーが捜査協力に合意したのはこれが初めてとみられている。

検察側は、グリーン被告が議会警察の防御を突破した暴徒の「最初の一波」に加わっていたとみている。一方、グリーン被告の弁護人は、被告は議事堂には立ち入っていないと主張している。

グリーン被告は公務執行妨害と妨害共謀の罪に問われており、合わせて最長25年の禁錮刑と罰金が科せられる可能性があった。しかし司法取引の結果、刑期は最長でも4年3カ月になるという。

このほか、暴動の際に被害を負った議事堂の修繕に2000ドル(約23万円)を支払うことで合意した。

裁判資料によると、ニューヨーク州シラキュース在住の同被告は2020年12月に、同州のプラウド・ボーイズの支部に参加した。

翌月には他メンバーと共に首都ワシントン(コロンビア特別区)に移動。その際には「自分たちがプラウド・ボーイズだと、わざと隠す服装をしていた」という。

検察によると、1月6日の事件当日、グリーン被告は警察の規制線を越えた暴徒の第一波の中にいた。広場に侵入し、議事堂に向かう階段を上った疑い。

被告が議事堂に侵入したという証拠はない。裁判資料では、グリーン被告やその他のプラウド・ボーイズのメンバーらは、警察のバリケードを撤去するのを手伝っていたという。

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グリーン被告は4月21日に逮捕された。ともに逮捕された2人のプラウド・ボーイズのメンバーは、罪状を否定している。

コロンビア特別区司法官事務所は声明で、グリーン被告のグループは暴動の前、さまざまな通信機器を用いて各自の行動を組織していたと指摘した。

グリーン被告は3月10日に判決を言い渡される予定。

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議事堂襲撃をめぐっては、これまでに700人以上が訴追されている。中には、プラウド・ボーイズと関わりがあるとされている人も数十人含まれている。

プラウド・ボーイズは2016年、カナダ系イギリス人で右翼活動家のギャビン・マキネス氏が創設。右翼・反移民で、男性のみが参加でき、左翼の対抗組織に対して非常に暴力的に振る舞うことで知られている。

8月にはリーダーのエンリケ・タリオ受刑者が、昨年12月に「黒人の命も大事だ(BLM)」運動の旗を燃やした罪と、議事堂襲撃の2日前の逮捕時に、銃に装填(そうてん)できる弾の数を増やす違法な装置を所持しようとした罪で、155日の禁錮刑を受けている。

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