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Friday, May 7, 2021

“セ・リーグなら活躍できる”…巨人・ウィーラーの快進撃を原辰徳監督と楽天・石井一久GMが“予感”できたワケ(鷲田康) - Number Web - ナンバー

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 巨人の“第3の外国人選手”ゼラス・ウィーラー内野手の快進撃が続いている。

 今季はジャスティン・スモーク内野手とエリック・テームズ外野手の加入で、レギュラーでの起用が危ぶまれたウィーラーだが、新型コロナウイルスの影響で新加入の2人の来日が大幅に遅れて開幕から先発出場のチャンスを獲得。すると開幕のDeNA戦で2安打2打点の好スタート。さらに次カードの中日戦では本塁打を含む13打数6安打の3打点と大暴れして、新加入の2人の不在を感じさせない活躍を見せた。

 しかし好事魔多し。続くヤクルト戦でも2試合で4安打を放って好調を維持していたが、4月4日の試合前、ゲーム直前の円陣に参加しながら、新型コロナウイルスへの感染が発覚して急遽、戦線離脱が決定した。そこから約10日間の入院を経て、16日に二軍の練習に合流。ようやく一軍に戻ってきたのが、23日の広島戦からだった。

テームズが右アキレス腱断裂で途中交代

 しかし復帰したウィーラーを待っていたのは、“第3の外国人選手”としての、苦しい立場だった。27日のヤクルト戦から新加入のスモーク、テームズの2選手がチームに合流。この試合でいきなり2人が揃って先発出場したことで、ウィーラーはベンチスタートとなったのである。

 ところが3回の守備でテームズが右アキレス腱断裂というアクシデントで途中交代。テームズに代わって左翼の守備につくと、そこから今季2号を含む4安打3打点の大暴れをしてみせた。以後は5月5日の広島戦までの7試合で27打数14安打の打率5割1分9厘のハイアベレージを維持して、3日の広島戦の決勝アーチを含む3本塁打7打点と絶好調で、コロナ離脱前から自己最長の14試合連続安打も更新している。

「野球は難しいスポーツ。良くないことがあっても、常に前向きにやるしかないと思っている」

【次ページ】 2018年、バットが下降線をたどり出した

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