マンチェスター・CがPSGを破り、クラブ史上初のCL決勝進出 [写真]=Offside via Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグが4日に行われ、マンチェスター・Cとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
クラブ史上初のCL決勝進出を目指すマンチェスター・Cと2シーズン連続の決勝進出を狙うPSGの対決。4月28日に行われたファーストレグは、マンチェスター・Cが敵地で2-1の逆転勝利を収めて決勝進出に前進した。
雪が残るピッチでキックオフを迎えた試合は開始7分、アブドゥ・ディアロのクロスがゴール前のオレクサンドル・ジンチェンコに当たり、PSGにPKが与えられる。だが、VAR検証の結果、ジンチェンコの肩に当たったとの判定でPKは取り消された。
試合が動いたのは11分、セカンドレグもホームチームが先手を取った。ジンチェンコが左サイドから折り返し、ケヴィン・デ・ブライネがペナルティエリア中央からシュート。これはDFにブロックされたが、エリア右のリヤド・マフレズがこぼれ球を流し込み、マンチェスター・Cが先制に成功した。
リードを広げられたPSGは16分、マルキーニョスがヘディングシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーに嫌われた。19分にはアンヘル・ディ・マリアがエリア前でボールを奪い、素早くミドルシュート。36分にもアンデル・エレーラがエリア左から狙ったが、どちらも枠を捉えなかった。
後半も2点を追うPSGが反撃に出たが、スコアを動かしたのはマンチェスター・Cだった。63分、フィル・フォーデンがデ・ブライネとのワンツーでエリア左へ進入し、中央へ折り返す。これをファーポストに走り込んでいたマフレズがダイレクトで蹴り込んで追加点を挙げた。
2戦合計3点ビハインドとなったPSGは69分、ディ・マリアがフェルナンジーニョとの小競り合いで相手の足を踏みつけると、この行為にレッドカードが提示されて一発退場。PSGは残り20分で、3点を10人で追う苦しい展開となった。
数的有利のマンチェスター・Cは77分、フォーデンがエリア左に持ち上がり左足シュートを打ったが、これは惜しくも右ポストに弾かれた。その後もマンチェスター・Cが試合を優位に進め、一方のPSGはラフプレーが増えて反撃も叶わず。試合はこのままタイムアップを迎え、マンチェスター・Cが完勝でクラブ史上初のCL決勝進出を果たした。
マンチェスター・Cは5月29日に行われる決勝で、チェルシー対レアル・マドリードの勝者と対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 2-0(2戦合計:4-1) パリ・サンジェルマン
【得点者】
1-0 11分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・C)
2-0 63分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・C)
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