[台北 15日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は15日、バイデン米大統領の要請で台湾を訪問しているドッド元上院議員やアーミテージ元国務副長官らと総統府で会談し、中国人民解放軍の「向こう見ずな作戦行動や挑発行為」を阻止するため、米国と協力していくと述べた。
総統は、中国の軍事活動が地域の平和と安定を脅かしていると主張。「米国など同じ志を持つ国と非常に積極的に協力し、インド太平洋の平和と安全を共同で守り、向こう見ずな作戦行動と挑発行為を阻止していく」と述べた。
総統は、引き続き米国と協力して「認知戦」と偽情報に対抗していくとも発言したが、詳細には触れなかった。
ドッド元上院議員は、バイデン政権が台湾の「頼りがいのある、信頼できる友人」になるとし、台湾の自衛への投資を支援すると述べた。
また、米国と台湾のパートナーシップは「かつてないほど強力だ」とも発言。今回の訪問はバイデン大統領の台湾に対するコミットメントを再確認するものだと述べた。
蔡総統は、できる限り早期に米国との貿易交渉を再開したいとも発言。台湾は以前から米国との自由貿易協定の締結を目指している。
台湾国防部(国防省)は12日、戦闘機や核搭載可能爆撃機を含め25機の中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入したと発表。これまでで最大規模の侵入となった。
中国政府は14日、台湾周辺での軍の活動を「戦闘訓練」と表現し、蔡総統と米国の訪問団の会談は「台湾海峡の緊張を悪化させるだけだ」と批判した。
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