ロイヤルズ戦に先発し、メジャーデビューを果たしたレンジャーズ・有原＝カンザスシティー（共同）【拡大】
（米大リーグ、ロイヤルズ１１－４レンジャーズ、３日＝日本時間４日、ミズーリ州カンザスシティー）レンジャーズの有原航平投手（２８）＝前日本ハム＝がメジャーデビューを果たした。開幕２戦目の先発を託され、５回６安打３失点、１死球１三振、７３球。勝利投手の権利を持って交代するも、チームは逆転され自身の勝敗はつかなかった。
「きょうはやっぱり特別な登板なので緊張しました。２巡目に入るところでもっと工夫して、違う結果を出せたのではないか、と思います。次への課題にしたいです」
一回。先頭の２０１８、１９年のア・リーグ最多安打のメリーフィールドに死球を与える。それでも、次打者ベニンテンディを遊ゴロ併殺、サンタナは一ゴロで無失点の立ち上がりだった。二回は内野ゴロ３つで三者凡退。三回は１死からアルベルトに左翼線二塁打を浴びるが、得点は許さなかった。四回は２死後、ペレスに右翼フェンス直撃に二塁打されるが、続くソレアは左翼フェンス手前の左飛で切り抜けた。
４－０とリードし、勝利投手の権利がかかる五回。先頭のテーラーに高めに浮いた９２マイル（１４８キロ）のツーシームをバックスクリーンに運ばれ、初失点。次打者のイズベルのフライの軌道が上空で太陽光と重なり、中堅・タベラスが捕球できずに三塁打。次打者、アルベルトには右中間適時二塁打で２点目を与えた。その後、無死一、三塁から併殺崩れで１点を追加された。１死一塁から、ベニンテンディは遊直併殺で４－３のままでしのぎ、メジャー勝利投手の権利を保持したまま、救援陣に継投した。しかし、六回に救援陣が７失点するばど逆転を許し、メジャー初勝利は次戦に持ち越しとなった。
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