映画「20世紀少年」などで知られる名古屋出身の堤幸彦監督(65)。蟹江町のフィルムコミッション(FC)に立ち上げから関わり、町出身の作家、小酒井不木(ふぼく)のミステリー小説を原作とした短編映画の制作に協力している。今月には、第二作「安死術」が町ホームページで公開。新作の見どころや蟹江の魅力、映像の力による町おこしについて、本紙のインタビューに答えた。 (伊勢村優樹)
−「安死術」の魅力は。
怪奇物であること。普通のシティープロモーション映画なら、明るく楽しく映える映像にしようとなるが、蟹江町が持つ都会性かもしれない。安楽死をテーマにするなど、サスペンス要素も濃い作品を活用するというアイデアに意外性があり、面白みを感じる。このエリアで生きる俳優たちもたくさん出てきている。
−他の市民映画にも携わるが、小酒井の作品による地域おこしの可能性は。
どのように差別化を図るかは難しい課題だが、蟹江町のようにインパクトのあるプロモーションを次々と打ち出しているのは素晴らしいこと。シティープロモーションの鍵は、老若男女に伝わるキーワードや潔さ。例えば、深夜から撮り始めるなどどんどん悪乗りし、もっと...
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