首都圏を中心に静岡県外からの来訪自粛を求めている熱海市は３日、市内の宿泊、観光施設、飲食店の休業要請期間を２０日まで延長すると発表した。要請に応じた宿泊施設に協力金３０万円、観光施設と飲食店に１０万円を追加支給する。休業要請の延長に伴い協力金の上乗せを表明した例は県内市町で初めて。
同市は大型連休中の来訪を抑えるため、宿泊施設など約千事業者に４月２５日から５月６日までの休業を要請し、一律１０万円の協力金を用意していた。ただ、政府の緊急事態宣言の延長方針や、市内で感染者が相次いでいるのを重視し、引き続き人の移動抑制が必要と判断した。
休業要請の対象事業者は前回と同じ。市は追加分の協力金を最大で総額１億６千万円と見込む。財源は財政調整基金を取り崩して充てる方針。斉藤栄市長は「苦渋の決断だが、早く方針を示さないと事業者の不安が広がる。基礎自治体が単独で協力金を出し続けるのは厳しい。国や県は休業要請するなら協力金も示すべき」と訴えた。
休業要請を巡っては、浜松市がこれ以上の経済活動自粛は難しいとして、６日をもって要請を解除する方針。伊豆市は２０日まで延長しているが、延長分の協力金支給はしない見込み。
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May 04, 2020 at 06:15AM
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熱海市が休業要請２０日まで延長 静岡県内初、協力金を追加支給｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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