休業・時短要請に諦め 宮城の飲食店、協力金に期待
宮城県が新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う休業や営業時間短縮の要請を決めた21日、既に外出自粛の打撃を受ける県内の飲食店は諦め混じりの理解を示しつつ、今後具体化される協力金に期待を込めた。
21日夜、石巻市中心部の繁華街は閑散としていた。既に休業したり、テークアウトに絞ったりと、シャッターを下ろす店が目立つ。
同市立町の居酒屋「すわん」は今月上旬、閉店を午前1時から午後10時に早めた。要請に従えばさらに2時間早まり、酒類提供は午後7時までになる。
4月の売り上げは例年の2割。店を営む相沢光一さん(54)は「要請は守るが、経営上厳しい。補償額によっては休業が得策かもしれない」と語る。
同市中央の焼き肉店「食楽石巻中央店」も、売り上げは前年の半分に落ちた。経営者の松山泰秀さん(61)は「仕入れた材料がなくなれば休業も検討するかもしれない」と話す。
県北有数の飲食店街がある大崎市古川中心部。バー「ジャズスポット花の館」を営む野口博史さん(59)は休業要請に「基本的に歓迎。家賃支払いに頭を痛めていたので協力金を出してほしい」と求める。
4月の客足は通常の9割減。古川中心部では東日本大震災後の休業で入居時の保証金が家賃に消えた店が少なくない。「協力金は命綱」。野口さんは望みをつなぐ。
塩釜市海岸通のフランス料理店「レストラン・シェヌー」は14日〜5月6日の休業に入った。減収を少しでも補おうと、週末はテークアウトに対応する。
スーシェフ(副料理長)の赤間善太さん(35)は「現状を鑑みると予定通り再開できるとは思えない。ネット通販などを検討して乗り切りたい」と語る。
東北最大の歓楽街、仙台市青葉区国分町も閑古鳥が鳴いて久しい。ミュージックパブを営む70代男性は3月末以降、なじみ客にだけ店を開く状態だ。「家賃減免などの厚意があり助かっているが、補償がないとやっていけない」と話す。
三陸産海産物を扱う飲食店6店を運営する飛梅(仙台市)は3店を臨時休業。今週末からは仙台市の本店も休む。残り2店は要請に従い営業時間を短縮する。
国の融資で従業員65人の雇用を維持するが、賃料負担が重い。松野水緒社長(40)は「家賃だけでも補償してもらえれば、立て直す道筋が見える」と訴える。
登米市郊外の鮮魚・かっぽう・仕出し店「石巻屋」は従業員を休ませ、鮮魚部門で細々と営業する。店主の古藤野幸雄さん(70)は危機感をあらわにする。
「震災の時よりひどい。見えない敵と戦っているようだ。こういう時こそ政治が何とかしてくれないと困る」
2020年04月22日水曜日
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