道路舗装事業などを手掛ける前田道路は24日、ゼネコン準大手の前田建設工業が21日から実施しているTOB(株式公開買い付け)への反対意見を表明した。前田建設が想定するインフラ運営事業での相乗効果について「一切の具体的数値が示されていない」とし、「シナジー創出の見込みはない」と指摘した。PBR(株価純資産倍率)などの株価指標が前田建設より高いことにも触れ、TOBが成立すれば「資本市場からの評価がより乏しい企業によって経営されることになる」と主張した。
物言う株主であるアクティビストの関与についても両者の見解は食い違っている。前田道路は反対表明文のなかで、昨年12月4日にも「アクティビストによる前田道路へのTOBを阻止する」との理由で前田建設からTOBの提案があったことを明らかにした。「アクティビストは無関連」と主張する前田建設側の説明は誤りだとしている。
前田建設は今月20日にTOBを実施すると発表。1株3950円で、3月4日を期限に前田道路株の買い付けに踏み切った。前田道路への出資比率を25%から51%に引き上げて連結子会社にする方針。一方、前田道路は今月20日に前田建設が持つ前田道路の株式を全て取得して、資本提携を解消する方針を示している。
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2020-01-24 07:49:11Z
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