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Tuesday, July 4, 2023

中国 ロシア主導 上海協力機構首脳会議 イランの正式加盟承認 - nhk.or.jp

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初めて上海協力機構の議長国を務めるインドを特徴づけるのが、国益を最優先に必要な国と協力する「全方位外交」です。

枠組みを主導するロシアは、兵器の輸入で大きく依存している伝統的な友好国で、軍事侵攻後も原油の輸入量を増やすなど経済的な結び付きを強めていて、インドとしてはこの枠組みを通してロシアとの関係を維持したいねらいがあるとみられます。

一方で、この枠組みに加盟する隣国・中国やパキスタンとは長年にわたって緊張状態にあり、とりわけ中国とは3年前、双方の軍に死傷者が出る衝突が起きるなど、国境が画定していない地域をめぐって対立しています。

今回、インドが、首脳会議を対面ではなくオンライン形式で開催することを決めたことについて、インド外務省の報道官は「さまざまな事情を総合して、この形式で開催することが最善だと判断した」と述べ、具体的な理由を明らかにしていませんが、地元メディアは中国やパキスタンとの関係悪化も影響しているのではないかという見方を伝えています。

また、インドは、アメリカや日本、オーストラリアとの枠組み「クアッド」にも参加しているほか、先月、モディ首相はアメリカのバイデン大統領と首脳会談を行い、防衛分野などでの協力関係を強化することで一致しています。

中国やロシアが上海協力機構を欧米への対抗軸として拡大させたい思惑がある中、インドとしては中立的な立場を保持するものとみられています。

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