2023年07月08日22時49分
【ソウル時事】韓国訪問中の国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は8日、朴振外相、劉国熙・原子力安全委員長とそれぞれ会談した。東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出計画に関し「国際的な安全基準に合致する」と結論付けたIAEAの包括報告書について直接説明するとともに、今後の協力策を議論した。
韓国政府は7日、放出計画がIAEAなどの国際基準に合致するとした独自の検証結果を公表している。
韓国外務省などによると、会談ではIAEAによる継続的な検証や韓国との協力方法が議論され、朴氏は「安全性の検証と国民の安心に向けたIAEAの積極的な協力」を要請した。グロッシ氏は会談後、ツイッターに「今後の計画の履行の監視はこれまでの仕事以上に重要だ」と書き込んだ。
韓国では処理水放出による健康被害を懸念する声が根強く、水産物の購入を控える動きが広がっている。世論調査機関「韓国ギャラップ」が6月30日に公表した調査結果では、処理水放出を「心配する」との回答が78%に上った。グロッシ氏の訪韓には、韓国国民の不安払拭を図る狙いがある。
からの記事と詳細 ( 韓国外相らに報告書説明 処理水巡り協力議論―IAEA事務局長 - 時事通信ニュース )
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