ガンバ大阪の元日本代表GK東口順昭(37)が19日、20日のホーム横浜戦で連敗阻止を誓った。ここまで4連敗中で最下位に転落。Jリーグ屈指の戦力を誇るクラブが、これ以上の低迷は許されない。

前節14日の浦和戦は、1-2で迎えた後半、東口が自身のキックミスからダメ押しの3点目を献上した。

G大阪が先制しながらPKで同点を許し、さらに勝ち越される展開に、守護神は「逆転されたというところで、自分の中でも焦りが出てきた。そういうところはもう1回、後ろが落ち着いてプレーし直さないといけない」と猛省した。

今季はGK谷晃生(22)に定位置を奪われ、前節が8試合ぶり3度目の出場だった。J1通算376試合の出場を誇る大ベテランでさえ、連敗の重圧、失われていた試合勘で心身は万全ではなかった。

ポヤトス監督が目指す、自分たちでボールを保持して攻めるスタイルは貫くものの、あくまでも状況に応じた判断は必要だ。東口は改めて自分に言い聞かせた。

「後ろの選手はリスクを取ってはだめ。つなぐけど、シンプルに逃げるところとか、前を使うところは、簡単にやっていかないといけない」

2位横浜とはホームで最近1分け3敗と勝てていないものの、アウェーでは3連勝中。決して苦手意識が強い相手ではない。

「横浜の攻撃力は抜群と思うし、その中で、後ろで守るという意識ではなく、全員で守らないといけない。全員で攻撃しないといけない。それがより重要になってくる。協力して、アグレッシブにやっていければ」

開幕13試合でわずか1勝と不振を極めるG大阪が、東口を中心に7試合ぶり今季2勝目を目指す。

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