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Sunday, May 14, 2023

キルギスの新南北道路、中央アジア諸国と中国の協力促す - AFPBB News

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【5月15日 Xinhua News】キルギス国家戦略研究所外交コンサルタントのシェルダリ・バクティグロフ氏はこのほど新華社の取材に応じ、「新南北道路は国家間協力や国際貿易にとって重要なルートで、キルギス、カザフスタン、ロシアと中国の経済・貿易協力の強化に役立つ」と述べた。

 バクティグロフ氏は「道路の相互接続は『一帯一路(Belt and Road)』構想の目標の一つだ。中央アジア諸国間の輸送回廊が構築されつつあり、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンは中国との互恵的な協力関係を深めている」と語った。

 全長433キロの新南北道路建設プロジェクトは3期に分けて実施され、うち第1期と第2期は中国の交通インフラ大手、中国路橋工程(CRBC)が建設を請け負い、2021年に完成した。現在、第3期が進行中で、完成後はキルギスの南北を結ぶ交通の大動脈、さらには中央アジアの国際交通を担う重要な道路となる。

 同氏によると、「一帯一路」構想のおかげでキルギスと中国の貿易額は過去10年間伸び続けており、既存のビシケク-オシュ道路の半分の距離となる新南北道路を利用すれば、中国からの輸入品をキルギス北部から南部へ運ぶ際の輸送コストが半減する可能性があるという。

 キルギス運輸交通省アジア開発銀行プロジェクト実施チーム監督・広報担当のタガイ・アリムバエフ氏は、新南北道路の建設は「一帯一路」プロジェクトの重要な一部であると指摘。この道路は、水力発電所の建設や山間部の鉱物資源開発に機会を生み出し、沿線地域の経済や社会の発展をけん引して、国の発展に重要な戦略的意味を持つと説明した。

 キルギスのジャパロフ大統領は道路建設の質を高く評価しており、2021年8月に2本の高架橋が完成した際には、キルギスにとって「歴史的な日」だと述べた。

 アリムバエフ氏はキルギスと中国の関係について、「一帯一路」構想の枠組み内で緊密に協力しており、中国・キルギス・ウズベキスタン鉄道などのインフラプロジェクトも計画されていると話した。(c)Xinhua News/AFPBB News

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