愛媛県新居浜市の別子山地域で2021年12月から約1年間、地域おこし協力隊員を務めた男性が動画投稿サイト「ユーチューブ」に配信した、自身の隊員退任の要因となった地元団体とのトラブルを語る動画が再生回数300万回(13日時点)を超え、論議を呼んでいる。
男性は家族4人で東京から移住し、22年12月に退任した。男性が22年12月16日に公開した動画によると、市から課されたミッションの一つ「地域活動」について、地元のある団体と対立した。県道の草刈りや地元の学校の清掃、民家の片付けの手伝いなどを地域活動として提示したところ、団体のメンバーから「われわれが地域の代表だから団体の活動以外は地域活動と認めない」「活動に協力しないなら協力隊を辞めてもらう」などと発言があったという。その後もトラブルが続き、男性家族は別子山地域を離れた。
今回の動画で言及された団体の代表は、指摘のあった「地域活動とは認めない」といった発言をした覚えはなく、「協力隊を辞めてもらう」という発言も否定。「われわれの活動に参加しないのならば、団体に(男性は)必要ない」と言ったことは認めたが、動画は「一方的な内容だ」と主張する。
市は今回の事態を重く受け止めている。今後は隊員の地域活動に関する要件を明確化。市が「地域のイベント参加」などと地域活動を具体的に明示して隊員と関わりを深めるようにする。隊員の活動が特定の団体や住民に左右されないようにする方針だ。
からの記事と詳細 ( 協力隊退任の動画波紋 新居浜・別子山 300万回超再生 全国からコメント - 愛媛新聞 )
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