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Tuesday, October 25, 2022

いろり、暖炉、まき風呂…元地域おこし協力隊がプロデュース「火のある暮らし」 古民家改装し民泊宿オープン | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

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林峻平さんが古民家を改装して開いた民泊宿=伊佐市大口渕辺

林峻平さんが古民家を改装して開いた民泊宿=伊佐市大口渕辺

 鹿児島県伊佐市の元地域おこし協力隊員、林峻平さん(35)が、古民家を再生した民泊宿「その火暮らし」を同市大口渕辺にオープンした。大自然を体感しながら、ゆったり滞在できる場を提供したいとの思いを込めた。水回りなどの専門的な部分以外は仲間の手を借りながら2年以上かけて改修し、こだわりの空間をつくり上げた。

 「火のある暮らし」をコンセプトに、いろりや暖炉、まき風呂、ピザ窯などを整備。廃材を利用して作った椅子やテーブルのほか、外壁や伊佐の土を固めた土間の床なども自然の温かみを感じさせる。小さな廃材を組み合わせて作ったキッチンカウンターの壁は、DIY専門誌の賞を受けた。

 福岡出身の林さんは北海道大学を卒業後、大手家具販売企業に就職し、海外駐在も経験した。帰国後、地域活性化に携わりたいと退職し、2018年から3年間、協力隊員として市の名所や飲食店を紹介するブログの設立などを手がけた。

 隊員在任中から「古い家をきれいにして住みたい」との思いを温めており、築100年を超える古民家の改修を20年2月から開始。床はがしや荷出しなどをワークショップ形式で進め、多くの人たちが楽しみながら手伝った。

 しかし、新型コロナウイルス感染が拡大し、人が集まることができなくなった。林さんは、その後も他の古民家改修を手伝って技術を学びながら、こつこつと改修を進め、10月のプレオープンにこぎ着けた。

 林さんは「まだ途中の箇所も多い。来るたびに新しいものがあるようなワクワクする宿にしたい」と意気込む。

 詳細はインスタグラムsonohigurashi_instaに掲載。ホームページを準備中。

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