札幌市の不動産会社の社長が新型コロナウイルスで影響を受けた事業者に支給される道の協力支援金およそ１１００万円をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、札幌市の不動産会社「シックスセンス」の社長、遠藤大介容疑者（４７）です。
警察の調べによりますと、遠藤社長は去年８月、新型コロナの感染拡大を受けて時短営業の要請に応じたなどとするうその申請書を提出し、大規模施設を対象にした道の協力支援金、およそ１１００万円をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いが持たれています。
遠藤社長の会社は、旭川市内でテナントビルの「マルカツデパート」を運営していますが、協力支援金を申請するにあたって、この会社がテナントビルの中で貸しスタジオ業を営んでいるなどと事実と異なる内容の届け出をしていたということです。
警察は捜査に支障が出るとして認否について明らかにしていません。
一方、捜査関係者によりますと、遠藤社長の会社はほかにもコロナ対策に絡む国の給付金などを申請していたと見られ、警察は、不正に給付を受けていなかったかなどさらに捜査を進めることにしています。
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