原村の地域おこし協力隊が初企画した移住体験ツアーが9日、3泊4日の日程で始まった。1組限定で募り、神奈川県から40代夫婦が参加。コロナ禍で約2年半前から受け入れが休止している村の移住体験住宅を活用しつつ、移住の”先輩”である隊員が村内を案内し、移住のリアルな声を伝えていく。
村の移住・定住の推進に取り組み、国内旅行の添乗員経験もある岡﨑苗美さん(46)が発案した。参加者は4日間、自炊もできる体験住宅に宿泊しながら、着任2、3年目の隊員計3人の案内で村内を周遊する。
行程では八ケ岳中央農業実践大学校の農場など観光施設で買い物や散策を楽しむほか、東京から移住してきた村内農家での野菜収穫などを行う。湧水地「阿弥陀聖水」など観光では足を運ぶ人が少ないおすすめスポットも訪問。隊員3人の得意分野もそれぞれ生かして、星空観賞会や 電動アシスト自転車「eバイク」のツアー、火おこし体験なども盛り込んだ。
初日は午後から隊員と自己紹介し合って、ざっくばらんに談笑。体験住宅にあった村の有線放送について質問するなど移住後の生活ぶりを想像していた。参加夫婦はコロナ禍による在宅勤務を機に移住を考え始め、高校生の子どもが巣立った後に本格的な移住を検討中。「自然はすてきだが、イメージと実際の生活は違うと思う。話を聞きながらすり合わせしていきたい」と話していた。
岡﨑さんは「移住の良いところだけでなく、ありのままの暮らしを伝えたい。移住後のサポートも見据えて、長くお付き合いしていければ」と話していた。
村によると、受け入れ休止中の体験住宅については問い合わせが寄せられているが、現時点で再開のめどは立っていないという。
からの記事と詳細 ( 地域おこし協力隊企画 原村で移住体験ツアー – Nagano Nippo Web - 長野日報 )
https://ift.tt/D75ufZJ
No comments:
Post a Comment