平成の名曲「恋しさと せつなさと 心強さと」(篠原涼子 with t.komuro)が約28年ぶりにセルフカバーされてよみがえる。同曲をプロデュースした作曲家の小室哲哉(63)がリアレンジ、女優の篠原涼子(49)が歌い直した「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」(同)が17日に配信スタートする。
同曲はアニメ映画「ストリートファイター2 MOVIE」(1994年公開)で起用され、大ヒット。累計200万枚以上を売り上げ、篠原は同年のNHK紅白歌合戦にも出場した。格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズが35周年を迎え、来年に発売される「ストリートファイター6」の日本イメージソングとして新たにセルフカバーし、完成した。
篠原は「自分の人生を変えてくれた曲で、小室哲哉さんがこの曲を与えてくださらなければ、この仕事をやってなかったかもしれないと思うくらい、小室さんに出会えて心から感謝しています。オリジナルを聞いたことがある人も、また新しい気持ちで聞いていただければ」とコメントした。
対戦格闘ゲームとして“スト2”は大ブームになり、社会現象を巻き起こした。シリーズ総販売本数は4800万本。小室は「すごく自信をつけさせてもらって感謝している曲。『春麗』という女性ファイターが篠原涼子ちゃんとイメージがかぶって、ファイターたちを応援している目線で歌詞を書きました。他人からは強そうに見える人でも『恋しくて、せつなくて、でも心強くて』というところから出てきた言葉でした」と当時を振り返った。
エイベックスの公式YouTubeでも視聴用の映像を公開。小室は「新しく涼子ちゃんが歌った歌で歌詞をかみしめて聞いてもらえるとうれしいです」と呼びかけた。
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