日本原子力研究開発機構や三菱重工業などは26日、米テラパワー社が進める高速炉の開発計画に技術協力することを正式に発表した。日本では高速炉の実用化は見通せないが、政府は研究開発を続ける方針で、原子力機構は「日本の高速炉開発の技術維持や向上に役立てたい」としている。
日本側が技術協力するのは、テラパワー社が米ワイオミング州につくる高速炉の計画。2028年の完成をめざす。16年に廃炉が決まった原型炉「もんじゅ」(福井県)の次の段階にあたる実証炉だ。出力は34・5万キロワット。もんじゅと同じように、ナトリウムで原子炉を冷やす。
協力内容は今後の議論だが、米側は日本のナトリウム冷却炉技術に関心を示しているという。新規の建設計画がない日本側には、高速炉開発の人材育成につなげていく狙いもある。
東京大の笠原直人教授(原子…
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