経済産業省などは26日、日中両国の政府代表や民間企業が環境分野について話し合う「日中省エネルギー・環境総合フォーラム」をオンライン形式で開催した。省エネや脱炭素化技術についての計11件の協力プロジェクトに、両国の企業や関係団体が調印したと発表した。
萩生田光一経産相は水素エネルギー分野の取り組みを紹介し「知見を持つ日本と、原料で高い可能性を持つ中国が協力を進めることで市場拡大につながると確信する」と強調。中国国家発展改革委員会の何立峰主任は「協力の伸びしろは大きい」と期待した。
協力プロジェクトでは、水素と二酸化炭素(CO2)から都市ガスの原料となるメタンを生成する技術について、日立造船が中国国内で実証事業に取り組む。東芝エネルギーシステムズは、水素燃料電池の技術で中国企業と提携する。
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