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Wednesday, September 1, 2021

希少動物保全に協力を 那須どうぶつ王国、今年もネット募金 - 東京新聞

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昨年の資金調達で完成したマヌルネコの新展示施設=いずれも那須どうぶつ王国で

昨年の資金調達で完成したマヌルネコの新展示施設=いずれも那須どうぶつ王国で

 那須どうぶつ王国(那須町)は、新型コロナウイルス感染拡大の収益への影響が長引く中、希少動物の保全や飼育環境向上のため、昨年に続きネットなどで資金を募るクラウドファンディングを始めた。

 目標金額は三千万円で、期間は十月三十一日まで。国内の動物園が連携して繁殖に取り組むアムールトラやニホンカモシカの新施設建設、繁殖に成功したスナネコの飼育施設の拡張、動物の精子を保存する「配偶子バンク」整備などの一部に活用する予定だ。

 昨年は約五千三百万円が集まった。資金を使ったライチョウ野生復帰順化施設には、環境省の保護増殖事業で八月初旬に中央アルプスから野生の親子を受け入れた。マヌルネコの新展示施設は三倍の広さになり、高低差のある岩や樹木で自然の生息環境に近づけた。

 同園によると、四〜八月の利用客数は二〇一九年に比べ約45%減で、今年も大幅な減収が予想される。佐藤哲也園長は「ライチョウの事業も一歩を踏み出すことができた。二回目で心苦しいが、種の保全やSDGs(持続可能な開発目標)の活動を続けるため引き続きご支援を」と理解を求めた。

 支援額は五千円から五十万円まで。返礼品はカピバラやホッキョクオオカミといった人気の飼育動物をモチーフにしたオリジナルグッズや新施設の命名権、永年パスポートなどがある。(小川直人)

2回目のクラウドファンディングについて説明する佐藤園長(左)

2回目のクラウドファンディングについて説明する佐藤園長(左)


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